ゼロ秒思考を読んだ感想

Book

ゼロ秒思考読んでメモを書き始めたという方がYouTube上でたくさんいるので読んでみようと思いました.

結論,とても面白くてためになるなと思いました.特に『問題解決能力の向上』と『即断即決する能力』が期待できると思います.

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング[本/雑誌] (単行本・ムック) / 赤羽雄二/著

価格:1540円
(2024/2/8 11:32時点)

ゼロ秒思考とは?

私たちは日々頭の中で思考を巡らせ,答えや解決策を探そうとしますが,結局もやもやしたまま2~3日引きずるということも珍しくありません.

そんな中,即断即決で物事をどんどん前に進めていくような方もいます.

このように瞬時に課題を整理し,解決策を考え,意思決定を行うことを『ゼロ秒思考』と言います.

本書はこのゼロ秒思考を身につけるためにメモを推奨しています.

ゼロ秒思考の何がいいの?

良い経営者やできる人というのはみんな即断即決ができます.

一つのことに悩まず,どんどん次の課題に向き合い,解決しながら進んでいきます.

逆に,即断即決ができないと,同じ悩みを繰り返し考えてはモヤモヤし,解決できないまま時間が過ぎて2,3日そのことで悩んでなかなか前に進めません.

つまり成長スピードや結果に圧倒的な差が生まれます.

なぜメモを書くのか?

まず人間には元々即断即決できる能力があります.

その能力が現代社会の常識や環境のせいで弱っているので,自由にメモを書くことで即断即決ができる能力を復活させましょう.というのがメモを書く狙いです.

大昔,まだ私たちがサバンナで危険と隣り合わせで生活していた頃のことを考えてみましょう.

目の前にライオンが現れた時,

『どうしよう,目の前ライオンいるやん.仲間呼ぼうかな?それとも木に登っちゃおうかな〜?』

なんて考えていたら,ライオンの胃袋の中に入ることになります.

なので,

『木に登ろう!』

『仲間を呼ぼう!』

のように,その場の状況を一瞬で判断し,解決策を考え,意思決定を行っていたと思います.

しかし,現代では時間を掛けずに企画書を上司に持っていくと『もう少ししっかり考えろよ』となったり,『時間を掛けた方が良いものができる』という考えが浸透しています.

これを取っ払うためにメモを書きます.

メモの書き方

本書で紹介されているメモの書き方として

『A4のコピー用紙に書きやすいペンで1分間,タイトルに対しての考えを20〜30文字で4~6行書く』

と推奨されています.

フォーマットは以下のように左上にタイトル,下に本文,右上に今日の日付です.

(ペンでなくシャーペンで書いていること,字が汚いことはご了承ください)

さらにこの作業を一日10回以上行います.

なので,1日に10枚以上のメモができることになります.

そして重要なのが,一回でまとめて10枚書かないことです.

それでは習慣化ができないので,モヤモヤしたり,思考が巡った瞬間に書き始めてください.

1分ですから,いつでもできますよね.

最初は難しくて,2行3行で終わることも珍しくありませんが,それで問題ありません.

続けているとどんどん早く書けるようになっていきます.

ちなみにこのほかに決められた制限やルールなど何もありません.

何を書いてもいいですし,他人には見せられないようなことも白紙の上になら書くことができます.

つまり,ありのままの思考を制限時間の中で言語化し,吐き出すことでモヤモヤがなくなり頭がスッキリします.

このプロセスを続けていると思考を言語化するスピードも,モヤモヤがなくなるスピードも,頭の回転も早くなり,結果的に,判断→解決策→意思決定が早くなります.

何を書けばいいのか?

結論なんでもいいです.

なんでもいいだと困る人がいるので例を挙げると

  • 時間を作るには?
  • なぜ今不安なのか?
  • なぜ〇〇上司は怒ったのだろうか?
  • 5年後どうなっていたいのか?
  • どんな企業に就職できたら嬉しい?
  • どうやったら,〇〇君ともっと仲良くなれるか?

などです.

頭に思い浮かんだことはなんでも書いてください.

さらに思考を深める2つの方法

さらに思考を深めるには2つの方法があります.

1つ目は,本文で書いた4~6行の文をさらに題名にしそれについて4~6行書くことです.

例)題名:時間を作るには?

  • 朝早く起きて朝活の時間を増やす
  • スマホを触る時間を減らす
  • 効率を上げる
  • 考える時間を減らし,すぐに行動する

だとするとさらに

  • 朝早く起きるには?
    • 早く寝る
    • 友達と起こし合う
    • など
  • スマホを触る時間を減らすには?
    • 朝は触らないように電源を切っておく
    • スクリーンタイムを制限する
    • など
  • 効率を上げるには?
  • すぐに行動に移すには?

とさらにこのお題に答えていきます.

こうすると具体的なアクションにまで思考が深まります.

2つ目は関連するお題について書き様々な側面から考えることです.

  • 〇〇君はなぜ今日不機嫌だったのか?
  • 〇〇君はどんな時に不機嫌になるのか?
  • 〇〇君はどんな時に機嫌が良いのか?
  • 周りのみんなは〇〇君が不機嫌の時にどう対処しているのか?
  • など

〇〇君が不機嫌だったことに対して様々な側面から考えることで,自分はどうしたら良いのか,何を気をつけるようにしていくのかがわかっていきます.

本書を読んだ理由

自分もメモをとるように心がけており,さらにメモをアップデートしたいなと思っていました.

そして,ルーティン系YouTuberの方の多くはこのゼロ秒思考という本を読んでメモを書くようになっているなと気づいたので気になって読んでみました.

感想

1分間で4~6行書くの難しいなと感じました.

しかし,繰り返していくと頭のモヤモヤがなくなりスッキリする感覚を本当に味わえました.

思考がクリアになる感覚です.

アクションプラン

  • まず1日10回書けるように何か思い浮かんだら書くようにしてみる
  • A4のコピー用紙を買いにいく
  • 日々の生活の中でも即断即決を意識する

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