【体験談】北海道目指してヒッチハイク一人旅|前編

こんにちはreiyaです.

今回は3月14日から3月21日にかけて行ったヒッチハイクの様子を話そうと思います.

スタートは『愛知県長久手市』でゴールは『北海道(北海道の最北端)』でした.

僕は大学卒業までに達成したい目標を8つ掲げているのですが,そのうちの1つ『ヒッチハイクで北海道に行く』に挑戦しました.

8つの目標については以下の記事で語っています.

ヒッチハイクで北海道に行くという目標を立てた理由は主に2つあります.

1つ目は純粋にヒッチハイクが楽しいからです.

ヒッチハイクは時間がかかるので時間がある大学生のうちにしかできないだろうし,初めての場所,初めて会う人,名物の食べ物など初めてのことが多く刺激的です

2つ目は,以前ヒッチハイクで旅をした時に愛知から神奈川まで行ったのですが,帰りに交通機関を使ってしまったことが悔しくてリベンジしたかったからです.

交通機関を使った理由は次の日にバイトが入っており,どうしても帰らなければならなかったからです.

そのため,今回は人生で一度も行ったことがない場所まで距離を伸ばして,行きも帰りもヒッチハイクでやり切ろうと思いました.

前置きが長くてもしょうがないので,ヒッチハイク旅で起きた出来事を話していきます.

1日目

ヒッチハイクはパーキングエリアやサービスエリアでやると乗せていただきやすいのですが,近くにはどちらもなく,交通機関も使いたくなかったので,家を出て5分ぐらいの場所でスタートしました.

そして,道路沿いに立ち『東へ』と書かれたスケッチブックを持って立っていました.

1年ぶりのヒッチハイクで色々な不安や緊張もありましたが,一度スケッチブックを掲げて立つと気合いが入り,気持ちが楽になりました.

パーキングエリアでもサービスエリアでもない普通の道路だったので,止まってもらえるか心配でしたが,30分後ぐらいで主婦の方に乗せていただくことができました.

その方は主婦の方でヒッチハイカーを乗せることに興味があって乗せることにしたようです.

豊田市に帰宅途中だったようで,『高速には乗れないけど近くのインターチェンジ付近まで連れて行ってあげるよ』という風に言って下さりました.

そして,豊田藤岡ICの入口付近に到着.

あまり車通りは多くない場所だったので,『乗せていただける人見つかるかな〜』なんて思いながら同じようにスケッチブックを掲げて再開しました.

すると,わずか10分ぐらいで一台の車が止まったので驚きました.

その方は2つの会社を経営している社長さんでかっこいい車に乗せていただき興奮しました.

その方自身も旅が好きと言っており無計画で福岡や北海道に行ったりすることもあるそうです.

海外に行ったりもするようで,僕もそういった生き方をしたいなと素直に憧れました.

しばらく運転していただき岡崎SAでおろしていただきました.

サービスエリアまで来れたので少し安心.

セブンがあったので休憩がてら昼ごはんを食べて再開!

サービスエリアの出口付近で『東京方面』と書かれたスケッチブックを掲げて立っていました.

しかし,30分過ぎても反応なし.

おかしいなと思いながら約1時間経過したころ,あるトラックのお兄さんが声をかけてくれました.

とてもラッキーなことにその方は埼玉県に向かっている途中だったので埼玉まで乗せていただけることになりました.

埼玉に行くまでの道中は本当に色々な話を聞かしていただけました.

面白い話から怖い話,あまり公の場で言えないような話.その方は人生経験豊富で話していて本当に楽しかったです.

『宝くじを当てたら犬を飼って助手席に座らせて旅をする.だからまずは宝くじを当てないといけない』と言っていたので,その方が一等を当てることを祈っています👍.

楽しい時間は過ぎ去り,埼玉県の菖蒲PAに到着しました.

実は前日に栃木県にいる友達が『泊めてあげる』と言ってくれたので,関東を通る時に泊まらせてもらおうと思っていました.

1日目は予想以上にうまく行って埼玉まで来れたので,その日はその友達の家に泊まらしてもらうことになりました.

その友達も『流石に今日来れるとは思ってなかった笑』と言っていました.

友達が近くまで迎えに来てくれ,1日目は数年ぶりに会った友達と語りながら終わりました.

2日目

2日目の朝友達が栃木県宇都宮市にある上河内SAまで連れて行ってくれました.

『このSAはそこそこ大きそうだし天気も良いし結構早く乗せていただけそうだな』

なんて甘いことを考えながら,SAの出口付近で『福島』と書かれたスケッチブックを掲げました.

30分…1時間…1時間30分…2時間弱待っても全く反応がない.

トイレの前や道路沿いに立ったり位置を変えても中々声をかけられず,だんだんと疲れてきたので,ベンチに横になって30分ほど昼寝をしました笑.

そして,起きてまた再開.

30分を過ぎたぐらいで70代ぐらいのおじさんが『あまり遠くまでは乗せてあげられないけど大丈夫?』と声をかけてくれました.

少しでも先に進みたかったし,このサービスエリアだと乗せてもらいにくいと思ったので乗せていただきました.

そのおじさんは宇都宮に病院に行った後の帰り道だったそうです.

矢板北PAに到着.

少し小さめのパーキングエリアです.

約15分ぐらい待っていると,お兄さんが声をかけて下さりました.

予想とは逆を行くことが多い!こんなに早く声をかけてもらえると思っていなかったのでとても嬉しかったです.

その方は40代で自衛隊の人でした.

自衛隊ではやはり過酷なトレーニングをするそうで,体つきもしっかりしていてとても若々しく見えました.

人間は極限状態になると幻覚を見るそうです.中でも過酷な訓練中に一番見る幻覚は小人だそうです.

自分は小人を見たことはないので,まだまだ甘い人生を送っているなと思い知らされました笑

その方は高校生の時にヒッチハイクで旅をしたことがあるらしく『君を乗せることで,その時乗せていただいた方々への恩返しになる』と言っていました.

それが僕を乗せてくれた理由のようです.

僕も自分の車を持ち,ヒッチハイカーを見つけた時は乗せてこの時の恩返しをしようと思います!!

そんなこんなで安積PAに到着.

この時夕方の5時を過ぎていたので,夜ご飯を食べることにしました.

名前は忘れてしましましたが,豚肉の定食でした.

とても美味しかったです!!

夕食を食べ終わって,外に出た頃には外が暗くなり始めていました.

暗くなると,乗せる側も少し警戒心をもつため乗せてもらいにくくなります.

乗せてもらえるか心配になりながら,寒さに耐えて30分~45分ぐらい待っていると60歳ぐらいのおじさんが声をかけてくれました.

嬉しいことに福島まで送ってもらえることになり,道中その土地の気候や地形,道路についてなど色々な話を聞かしていただけました.

その方は社長さんでとても物知りでした.

色々な県を回って他社の社長さんと交流をしたり,情報を仕入れているようです.

とても知的好奇心が強い方なんだなと思いました.

僕の経験上,ヒッチハイカーを乗せてくれる人の共通点のに『好奇心が強い』や『旅が好き』が挙げられるので,まさにそういった特徴を持った人だなと思いました.

30~45分ぐらい運転していただき,福島県福島市のカラオケまで送っていただけました.

この日は人生で初めて1人でカラオケに泊まりました.(友達と泊まったことはあります)

1人で少し歌って,疲れが溜まっていたのですぐに寝ました.

3日目

カラオケの寝心地は最悪で,体を広げて眠ることはできず,何度も目が覚めながら,ソファで寝ました.

起きたら顔がめちゃくちゃ浮腫んでいました笑

2,3km先離れたところにサービスエリアがあるという最高の立地だったので,歩いてサービスエリアに行き,『仙台方面』と書かれたスケッチブックを掲げました.

開始15分ぐらいで夫婦の方が声をかけてくれた.

幸先良い.

自分が行っているYouTubeのことや8個の目標について話させていただいて,たくさん質問もしていただけました.

美男美女夫婦で仲も良さそうだったので,素敵でした.

もう少しで宮城県に入る福島県の端にある国見サービスエリアに到着.

お二人と一緒に写真を撮った後,お別れをして再開したところ,5分も経たないうちに女性二人組に声をかけていただけました.

その方達は親子だったのですが,数分前夫婦の方達と僕が写真を撮っていたところを見ており『乗せてみる?』と興味を持って話していたようです.

宮城に行くとのことだったので,乗せてもらえることになりました

娘さんが大学生だったこともあり,どんなことを勉強しているのかや将来どんなことをしたいのかを話しました.

その方は,将来社長になってお金持ちになりたいと言っており素敵だなと思いました.

2人ともヒッチハイクのことやYouTubeのことに興味を持ってくれて色々話せたのでとても楽しかったです.

菅生パーキングエリアに到着.

ここでも,15分ぐらいで夫婦の方が声をかけてくださりました.

息子さんが野球をしておりその観戦に行くのだそうです.

お父さんは英語を勉強し始めていて,難しいですよねと共感しながら英語のことも話しました.

宮城県の長者原SAまで送っていただき,再開していると,先ほどの夫婦方がずんだ餅とコーヒーを差し入れでくれました.

宮城県はずんだ餅が有名で,宮城のずんだ餅を食べたことがなかったので嬉しかったです.

休憩がてら近くのベンチでいただきました.本当にありがとうございました!

再開してまたすぐに,おじさんが声をかけてくださりました.

東北の人優しい.

その方とは深い話をたくさんしました.

僕が興味を持って仕事のことをたくさん聞いていると,働き方や生き方などを教えていただけました.

岩手山SAに到着した時,『何かの縁だからご飯奢るよ』と言ってくださりました.

ご飯中も将来の話をしながら楽しい時間を過ごし,お別れの時間が来ました.

短時間でしたが,たくさん深い話をして打ち解けていたので,少し寂しい気分になりました.

するとその方が『息子みたいだから,これあげるよ』と言って,なんと1万円くださりました.

車に乗せていただくだけでもありがたいのに,ご飯も奢っていただいてお小遣いもくださって,どれだけ器の大きい人なんだ.

感謝の気持ちで胸がいっぱいでした.本当にありがとうございます🙇‍♂️

そして,30分ぐらいスケッチブックを掲げて立っていると70代ぐらいの夫婦が声をかけてくださりました.その方達は青森の方で,自分も青森に行きたいと思っていたので,乗せていただけることに.

八戸市からフェリーを使うと北海道の苫小牧市に行けるので,その日の夜の便に乗ることにしました.

夜移動すると時間と宿代が浮くからです.

フェリーに乗るまでに時間があったので,銭湯まで送っていただきました.

気持ちよかったです.

その後コインランドリーで着替えを洗濯し,夕食を食べ,フェリーに乗りました.

その日泊まる部屋は,共有の広い部屋に超簡易的な仕切りがあって川の字に寝るという正直苦痛な部屋でした.

僕を含めて3人ぐらいしかいなかったので全然問題なく寝ることができましたが,下にクッションがあるだけの簡易的な寝床だったので,カラオケよりはマシでしたが,寝心地は悪かったです.

4日目

朝起きると北海道に到着していました.

人生初の北海道!!

『北海道までヒッチハイクでいく』という目標は達成しましたが,実は北海道の最北端まで行きたい気持ちがありました.

しかし,どでかい北海道の最北端を高速もなく下道だけでは厳しいんじゃないかなと正直諦めモードでした.

というのも,あるドライバーの方に『最北端は厳しいんじゃないかな』と言われていました.

なので,とりあえず札幌,小樽あたりを観光できたら良いかなと思い,高速バスを使って札幌に行き,朝マックを食べていました.

そこで,仲の良い友達と電話をしていたのですが,僕が『北海道の最北端は厳しいかな〜』と本音をこぼすと,その友達は『絶対,行ったほうが良い!やらんかったら後で後悔しそう』と背中を押してくれました.

『確かにな』と少し納得しダメ元で行ってみることにしました.

朝ごはんを食べ終わり,札幌市時計台を見た後少し歩いた地点で再開しました.

するとたったの15分ぐらいでカップルの方々に乗せていただけました.

北海道の羽幌市羽幌町まで乗せていただきました.

途中で昼ごはんを奢っていただいたり,観光地にも連れて行っていただきました.

聞いた話で衝撃だったのが,北海道に住んでいると1時間の距離は近いと感じるそうで,2〜3時間の距離は普通ぐらいだそうです.

北海道デカすぎる.

羽幌市でスケッチブックを掲げて立っていると一台の車が目の前に止まり,『お,乗せていただけるのかな』と思っていると,ドライバーの方が降りてきて

『乗せてあげられないんだけど,これあげる!頑張ってね!』

と言われ,缶コーヒーとカツサンドを僕に渡してきました.

有名でもなく,知り合いでもない僕に差し入れと応援のメッセージをくださるなんてどれだけ優しい人なんだと感銘を受けました.

その後,北海道にあるすべての道の駅を4年かけて回ったという5人家族の車に乗せていただいたり,仕事中の60代ぐらいのおじさんに乗せていただき,北海道天塩郡にある道の駅まで来ることができました.

あと,もう少しだ!と胸を躍らせながら次の方を待っていると,10分も経たずにカップルの方々に乗せていただきました.

その方々は奇跡的にも北海道最北端の稚内の方に行くそうなので,乗せていただけることになりました.

そして,最北端の宗谷岬に連れて行ってくださいました.

宗谷岬に着いた時の感動や達成感は今まで味わってきた喜びの中でもトップクラスでした.

できないのではないかと思っていた願望を現実にすることができて『やれば,できるんだ』と心の底から思えました.

それから,リスクを取ることの重要性も学びました.

札幌を出た時に最も不安に思っていたことは,何もないところで夜を明かさないといけない状況でした.

夜は車通りが少なくなるし,スケッチブックも見えづらくなるし,乗る側も乗せる側も警戒するので,乗せてもらうことが難しくなります.

なので,札幌を出た時点で最北端まで行かないと,最悪めちゃくちゃ寒い外で野宿をすることになっていたかもしれないのです.

そのリスクを払って挑戦したことでより大きな達成感を得ることができました!

宗谷岬では乗せていただいたカップルと一緒に写真をとって,お互い達成感を味わっていました.

その後,稚内の栄えた場所まで送っていただき,ホテルに向かいました.

ホテルに荷物を置いた後は,寿司屋に夕食を食べに行きました.

北海道といえば海鮮.しかも,北に行くほど美味しいということも聞きました.

ここは出し惜しみしてはいけないなと思い,人生初の回らない寿司屋で2000円ぐらいの寿司をいただきました.

達成感と共に味わう寿司は格別でした.

本当に美味しかったです.

そして,その日はホテルでゆっくり泊まりました.

まとめ

8つの目標のうちの1つ目『北海道までヒッチハイクで行く』を達成しました.

しかし,帰りもヒッチハイクでやり切りたかったので今度は北海道稚内市から愛知県長久手市まで南下する必要があります.

帰りも驚くような出来事がたくさんあり,果たしてヒッチハイクで自宅まで帰ることができたのか興味がある方は次の記事も読んでみてください.

コメント

タイトルとURLをコピーしました