こんにちはreiyaです
今回は2024年8月1日と2日にかけて行った富士登山の話をします.
ご来光をこの目で見るために頂上を目指して登りました!
実は今回の富士登山は2回目で,1回目は頂上付近の天候が悪く断念し,今回はそのリベンジという形です.
富士山には以下4つのルートがあります.
- 吉田(よしだ)ルート
- 須走(すばしり)ルート
- 御殿場(ごてんば)ルート
- 富士宮(ふじのみや)ルート
この中で僕は4番目の富士宮ルートで登りました.
流れを説明すると,食事や山小屋の手配,登山グッズのレンタルができるツアーに参加したのでバスで5合目まで連れて行ってもらいます.そこから登山を開始し,1日目の夕方から新7合目の山小屋で仮眠をとります.夜中に登山を再開し,ご来光前に頂上に着くという感じです.
5合目まで来ると,真夏の30℃越えの猛暑日でも,15℃前後という涼しい気温になります.
なので真夏ということを忘れる服装と体感温度でした.
以下の写真は5合目(標高2400m)のスタート地点です.
1日目は新7合目(標高2,780m)にある御来光山荘(ごらいこうさんそう)という場所に泊まる予定で,そこを目指して16時ごろスタート.
5合目から6合目までの距離は近く,体力マックスだったので開始20分ごろに6合目(2490m)に到着しました.
曇ってますね〜
休憩は挟まず素通りで登っちゃいます.
次は7合目を目指して登るのですが,流石に少し休憩.
富士山は標高が高いので高山病になりやすいです.
なので,こまめに休憩をとりながら水分補給をしっかりするようにしていました.
30分ほど登っていると曇りが一気に晴れて,今回僕たちが泊まる新7合目が見えてきました!
よく山の天気は変わりやすいと言われていますが,正しいですね.それが体感できました.
ちなみに7合目は2つあって,新7合目と元祖7合目があります.新7合目の次にあるのが元祖7合目です.
新7合目(今夜の寝床)到着!!
山に被さっていた雲もなくなり,雲の上にいることを実感します.
この時は17:30ごろだったので5合目から新7合目までかかった時間は1時間半ぐらいです.
あれ?意外に時間かかってなくね?と思うかもしれませんがまだ先は長くて,次の山小屋からは距離が遠くなって行きます.
正直,5合目と頂上の間に泊まりたかったですね〜.
まあこういうこともありますね.
中はこんな感じになっており,おやつや飲み物が買えて食事もできます.
ただ,山小屋で買うと高いので気をつけてください!
自動販売機とかもちょいちょいありますが,平気でお茶が400円とかします.
節約したいなら地上で買うのがベストですね.
僕はこの時1.5L分ぐらいの水を持って行きました.
中に入り今夜の寝床を確認します.
僕たちは個室を予約しましたが,部屋が区切られているだけで,ホテルのような個室ではないです.
上にも横にも人がいるので,どちらかというとカプセルホテルに近い感じですね.
まあ山小屋は仮眠を取るための場所なのでこんなもんでしょう.
荷物を置いたら夕食を食べます.
カルビ丼と味噌汁!
僕たちはツアーに参加していたのでカルビ丼かカレーを選べましたが,気分的にカルビ丼にしました.(他にも購入できる料理あります)
やっぱり疲れた後の肉は最高ですね!
汗をかいた後の味噌汁も沁みます.
その後は,修学旅行を思い出すような状況で3人で楽しく過ごしました.
3時間ほど仮眠をとり,その日の23:00頃,頂上まで行けるワクワクで三人とも目を覚ましていました.
少し早いですが,ご来光を見るためにこの時間に起きて再び登り始める人もいて,『俺たちももう行くか!』となり23:30頃再開することに.
夕方よりも気温が下がり,気温も低かったのでしっかり防寒着を着用してます.
外は真っ暗ですが,街では見れない星空が広がっていました.
写真を撮っても星がうまく映らなかったので,記事には載せれませんでした.
登山者の特権ということですね.
深夜テンションで登ること30分.
24:00頃に元祖7合目到着!!
実はここ,1回目に富士登山を挑戦した時に止まった山小屋で,ここより上は行けませんでした.(理由は冒頭にも話した通り,頂上付近の天候が悪かったためです)
1年前の自分を超える瞬間に直面しました.
少し休憩を挟んだ後,8合目を目指し僕たちがまだ未踏の地に踏み出す.
だんだんと深夜テンションが冷め出して30分ほど登ると,8合目に到着しました!
このペースだとさすがに山頂に着くのが早すぎて,ご来光まで待つ間に凍え死んでしまうので,待機します.
ただ,止まると寒い!
寒さ対策はしっかりしているのにやっぱり寒い.
今が夏だということを忘れる寒さです.
1時間ほど待機する予定が寒さに耐えきれず40分ほどで再開することになりました.
このあたりからだいぶ地面がゴツゴツしてきます.
地面がサラサラだと登るときに滑って疲れてしまうのですが,ゴツゴツしていると力が入りやすく登りやすいです.
ただ,転けた時に危険なので注意が必要です.
40分ほど歩き,2:00ごろに9合目に到着.
かなり人がいますね.
平日にも関わらず富士登山をする人がこんなにもいることに驚きました.
もうかなり疲れていました.
睡眠不足,寒さ,疲労の3つが押し寄せてきてしんどい.
山小屋の中に食事ができる場所があったので,寒さに効くうどんを注文しました.
10分ほど待つと,出来立てのうどんが登場.
控えめに言って最高.
冷えた体が温まりました.
暖かい山小屋で暖かいうどんを頬張った後,再開しました.
9合目の次は頂上か!と思ったら,次は9.5合目らしいです.
9.5合目を目指して登る際,少し空の雰囲気が伝わる写真が撮れました.
この時が3:00頃で,太陽が登ってきそうな場所が若干明るくなってきた.
左側にある丸い光は月です.
数分ほど登った先で9.5合目に到着.
再び長めの休憩を挟みます.
そして再開.
次こそは頂上だ!!
眠気や疲れがピークで,時々座って休憩し,目を瞑ってました.
これは地上側を背景に撮った写真ですが,この光っているのは全部人のライトです.
つまり,人の行列ができています.
富士登山がどれだけ人気かよく分かりますね.
9.5合目から1時間ほど歩くとやっと頂上手前まで来ました!
頂上の手前にはこのような鳥居があります.
頂上が見える安心感がすごい.
これまで,登っても登っても同じような景色が続いて,頂上が見えることはほとんどありませんでした.(暗いからではなく,明るくても)
しかも,ずっと見えている山小屋に,登っても登ってもその場所に辿り着かないというもどかしさもありましたが,やっと頂上まで来れました!
これは普段の生活の中で例えると,頑張っても頑張っても結果が出ない時期というイメージです.
それが報われた瞬間のような達成感.
この時が午前4:00頃だったのでご来光まで後1時間.
もうすでに綺麗ですね.
日本一の高さにいることを自覚.
ベストポジションを探すために色々歩いてみます.
山頂では足場が危険な場所も多く,隣には斜面でロープがないところもあるので注意が必要です.
午前4:30頃だいぶ明るくなってきました.
もう少しでご来光の時間.
内側には火口があります.
自分の存在がちっぽけに感じるような巨大な自然物に畏怖の念を感じました.
そして,4:50頃ついにその瞬間をこの目に焼き付ける時が来ました.
尊いものとして望む日の出のことをご来光と言うようですが,その通りですね.
疲労,眠気,時間,お金.この一瞬のために,これらの代償を支払ってここまで登ってきた.
尊い.
この写真は一生物の宝になりそうです.
『人生で一度は登ってみるといい』と言われることが多いですが,同意見ですね.
素晴らしい思い出になりました.
ここで重要なことを忘れていました.
登ったら下山しないと.....
頂上に行きたくてワクワクする登りとは違い,帰るために仕方なく歩く下りはこれまた違うしんどさがありますね.
疲労と眠気と闘いながら満身創痍の状態で5合目に到着しました.
その後の温泉はいろんな幸せを噛みしめながら入るこれまた良い時間でした.
ここまでがセットで,皆さんもぜひ富士登山挑戦してみてください!!
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