この本は人間関係をより良くしたいなら100%参考になる本です.
“人たらし“になる準備ができている人は読んでみてください.
以下では,僕が人を動かすを読んで得た学びや自分の意見などを書きます.
学び・気づき
自分が実際に本書を読んで新たに学んだことを要約してまとめます.
重要感を持たせる
相手を軽視せずに,『あなたのことを尊重していて認めています』ということが伝わるように接することで,相手は自分を認めてくれる人と認識し,自分のことを認めてくれる人を悪く扱おうとする人はいない.
相手に興味・関心を持つ
相手の名前や誕生日,話した内容を覚えていると言うのはまさに相手に興味や関心を持っていることを示すことになる.人は皆自分のことを一番よく考えているから,その人に対して興味を持つと当然喜ばれて好感を抱かれる.相手の長所を見つけて褒めることなども,本人は『よく見てくれているな』と感じるため,好感を抱かれる.
相手のことを考えて伝える
相手を論破することや間違いを指摘することは相手の自尊心に傷がつくため,相手は対抗しようとしてくる.例え自分が正しかろうと,人間は論理的ではなく感情的な生き物であるため,改善は見られない.だからこそ,相手の顔に泥を塗らないように相手の立場に身を置き,『私があなたでもそうなるでしょう』などの配慮ある言動をすることで,反発を抑えることができる.
加えて,間違いを否定するのではなく『〇〇の部分はどうなっていますか?』など相手に気付かせることなども相手の立場に配慮してある言動のため有効となりえる.
解釈・意見
自分の本書に対する解釈や意見についてです.
本書は人との関わり方を具体的かつ詳細に書いてあり,とても有益ではあるが,最大の効果を得るためには人としての在り方や生き方,考え方も変える必要があるのかなと思いました.なぜかと言うと,本書でも述べられている通り,自己中心的な目的のために粗末な賞賛や関心を寄せても,それは見透かされて不信感が増幅されるだけだからです.根本的に,人間のことを好きであったり,その人と仲良くなろうと思っていたり,その人とwin-winの関係を築きたいという前提のもとで頭に入れておく知識だなと思いました.
どこかテクニック的なようにも感じたのですが,どの法則も相手を尊重することや興味を持つこと,寄り添うことが前提となることが多いため,そこは注意すべきだなと思いました.
感想
本書はとても面白く,人との関わり方が体系化されておりとても学びが多かったです.『7つの習慣』や『嫌われる勇気』でも話されている共有の部分が多くあったので,それらの重要性を再認識できました.
紹介されている原則は社会人としてだけでなく,上司と部下,親子,友人,恋人など様々な関係で有効だと思います.まだ未熟な大学生ですが,仕事をしていく上でも人間関係は大切だと想像しています.その人間関係において基礎となる考え方を知り,実際に活かすことができたら人間関係が今よりも確実にうまくいくなと思いました.
『学び・気づき』で挙げた3つ以外にもたくさん学びはありましたが,読んだ内容を一回で全て吸収するのは僕にはできないので,頭に入れやすいように3つに絞りました.また,全てを行動に移すように意識しても続かないし,頭でっかちになってしまうので,アクションプランも5つに絞りました.そして,忘れた時や思い出したい時にまた読み直してより学びを深めていこうと思います.
アクションプラン
- 人の名前を覚える
- 誕生日ノートを作る,もしくはアプリをインストールして誕生日の人を祝う(まずは友達と家族から)
- 初めて会う人や挨拶の時に適度に笑顔を見せる
- 相手が話し始めたら話を遮らずに話を聞き切る
- 直接的な否定や批判は避け,相手に気づかせたり,良いところやできているところにフォーカスする
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